仕事が忙し過ぎて疲れを感じ、その忙しさでイライラと怒り系のストレスも。
そんな時に作った薬膳(料理?)の一品で選んだ食材です。
その時の状態の優先順位として、
1位:疲労感(ハァーっと、ため息をついて、喋るのもおっくうになる位にグッタリな状態)
2位:イライラする(忙しいにも程が有る!もうヤダー!って感情)
まずは、1位の「疲労感」
身体も頭も疲れて、気力・体力ともに消耗。
中医学では、生命エネルギーである「気」が不足していると捉えます。
つまり、身体を動かす原動力になっている「気」が不足するから、「身体がしんどい・・」。
喋ることも労力(気)を使うので、話すことすら、おっくうになってしまう。
だから、不足してしまった「気」を補う物をメインとして選びました。
次に、2位の「ストレス(イライラして、怒り系)」
中医学では、イライラしてストレスを感じると「気」の巡り(流れ)が滞ると考えられています。
これが、もっと激しいものだったり、長期間続いたり、或いは元々の体質によっては他にも波及したり、別の働きが悪くなるケースも有ります。
ただ、私の場合は「気」の巡りが悪くなりやすいので、今回は「気の巡り」を良くする物も加えています。
以上のことから、私が選んだ食材は、
★山芋:気を補う ※1番量を多くしてます
★オクラ:虚労(ストレスや過労)の状態に良い。消化機能(脾)の働きを助ける。
★ 紫蘇:気の巡りを良くする理気作用有り
★陳皮(ミカンの皮を干したもの):気の巡りを良くする理気作用有り。水で戻して使います ※無い時は「柚子の皮:理気作用」を代用。
これらを適当に切って、塩昆布・白だし少々で味付け。混ぜてカツオ節をかけて終わりです。
「料理」と偉そうに言える物では無いかもしれませんが、正直、疲れている状態で、更に労力使って、凝った料理を作る余裕ないです・・・。
だけど、組み合わせからすると、れっきとした「薬膳」なのです。
それが、前回のブログで少しだけ紹介したもの。
食べた感想は、山芋がシャキシャキしており、柑橘系の陳皮が、少しフルーティ(入れ過ぎない様に注意)。
紫蘇の爽やかな感じで、ネバネバ系なのに、モッタリし過ぎないです。
(食べた感想を言葉にするのは難しい・・・)
この日の夕食は、これ1品だけでは無いです。
メインのおかずは「鶏の胸肉」を使ったもの。写真撮っていないので、又、作った時に、載せたいと思います。
ちなみに「鶏胸肉:気を補う作用。」
ただし、今回、疲労回復への対処は、もちろん食事だけでは有りません。
やはり睡眠も大事ですから、早く寝ました。
後、寝る前に、気持ちを穏やかにする為「マインドフルネス」を少し。そうすると、より早く眠りにつく事が私は出来るんです。
※マインドフルネスの事は、またの機会に書きたいと思います
「補中益気湯」
大まかに言うと補気剤の分類に入るものです。常備していた漢方薬の中では、対応出来るとしたらこれだったのです。
元気が無い・疲れやすい・動くと更に悪化、息切れもする・物を言うのがおっくう・・など。
※厳密に言えば、中医学では、もっと他の症状も併せて見られる時に適しているとされてます。
でも「疲れたなぁ~」と言う時には良い漢方薬かと。
私には合っています(漢方薬も当然、薬なので、合う、合わないの個人差は有りますから注意が必要です)
今回の疲労・ストレスへは
薬膳料理+睡眠+マインドフルネス+漢方薬
出来る範囲のもので、減った物を「+++」で対処しました。
徳の積み重ねの様な感じですね・・・・。
・・・結果、翌朝、疲労感を感じませんでした!!