自分の短所が、見方を変えると長所になる。
私は自分のやりたいことが見つけられずにいた時に
‟世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方„という本を買って読みました。
「なるほど!」と思える内容はいくつも有り、とても分かりやすく、色んな想いを整理して、まとめていくには個人的に参考になりました。
その中で自分の短所が、見方を変えると長所になる。
ここで、自分自身に当てはめて振り返ってみると・・・
私は、自分でも本当に嫌になる位に、まだ起こってもいなことを、勝手に想像して、嫌な気分になったり、腹を立てたり、イライラしてしまうことが、よく有りました。
例えば、職場で業務内容以外のことで、上司が私達への指示・命令が理解不能な時。
色んな方向から考えてみても、どうしても納得出来ない。
そんな時に、直接、上司と話をする時も有るのですが、話をする前に、ある程度シュミレーションを無意識に、頭の中で考えているのです。
つまり、想定される会話のやり取り。
「きっと、あの人なら、こう反応するんじゃないかと。」
頭の中で、自分と上司の二役を演じております。
私「・・・・・」
上司「・・・・」
私「・・・」
上司「・・・・」
この様な一人芝居が、かなり続く。
しかも、この内容は決して良い雰囲気でのやり取りじゃなく、どちらかと言えば、最悪状態が想定されてのドラマ仕立て。
さらに、このドラマは何度も再放送されます。
※今、これを書きながら自分でも「私って、大丈夫か?」って思ってしまいます(笑)
こんな事が、しょっちゅう有るし、自分で自分を苦しめて、勝手に怒り、腹を立て、最後は、疲れ果て、その時点でようやく「あっ!またやってる」と気付くのです。
私は、以前、ストレスが多いと書きましたが、この様に、勝手に自ら増やしていることが要因でもあるんですよね。
本当に、こんな自分が嫌で嫌で仕方がなく「私は、占い師でもないし、霊能者でも無い!そんな先のこと分かる訳ないじゃない!馬鹿じゃないの~」って、気付いた時点で繰り返して唱え、自分の馬鹿さ加減に呆れてました。
最近、この様な私の一人芝居のドラマはゼロでは有りませんが、マインドフルネスのお蔭で、予告編程度の長さの段階で「あっ!またやってる・・」と気付く様になり、放送回数も減りました。
自分でも本当に無くしたい短所なのですが、これって、見方を変えれば、ある意味、私の長所でも有る・・・・・。
先々の想定される問題を、ある程度予測して、対処を考えようとしてるわけです。
例えば「こう言ったら、相手がどう思うか?どの様な疑問を持つのか?」
また、それに対応したら、次に、どんな疑問が出てくる可能性が考えられるのか?
その次は・・・。
これらは短所としては、私と上司の延々と続く「妄想型の言い争い」のドラマのケースとして表れてます。
でも、この思考には、
起こりえる問題点を、自分の可能な限りで探しておき、前もって対策を用意しておこうという意識も含まれているのでは?
もちろん想定外のことも有るでしょうが、事前に対策を立てようと言う無意識な癖は、
無意識だからこそ、頻繁に働く。
この様な方向から見れば、悪い事ばかりではないと思うんです。
仕事上、結構役立つ事も有るし、特に接客業なら尚更です。
ただ、当事者としては、嫌な想いの自動再生は辛いのも確か。
私の場合、この思考の癖は酷い時には職場のみではなく、家に帰っても、休日も繰り返される。
つまり、1日の中の大半を占めてる・・・・。
相当しんどいですよ。
現在は、嫌な一人芝居は、かなり減りました。
私がとった方法は、
自動再生中に
「あっ!またやってる!」
「占い師になってる!」
まず、この練習を例えば7回に1回・・5回に1回・・・3回に1回・・
と、ひたすら繰り返していく。
この気付きで一時停止される。
それと、長所の方へ出来るだけフォーカスする様に何度も、何度も繰り返す。
「私、イイとこ持ってるなぁ~」って、認めると同時に、自分を褒める。
両方とも私ですから。
事実じゃない事を、無理やり思い込ませるのではなくて、見方を変えただけで、これも事実なんですからね。
私は、この練習から始めました。
それだけでも、効果は感じられましたが、そこから更に発展して他のことも増やしていって、結果、かなり減りました。
数カ月かかってますけど、何十年と染みついた思考の癖ですから・・・
そう思えば、意外と早かったんじゃない?と感じてます。
ストレス強~い体質の私。
せめて最後の残りの人生は、ストレスを減らして心穏やかに過ごしたい。
その為に何が出来て、何が必要で、どうすれば近づけるのか・・・を日々取り組んでます!