心穏やかな日々を増やすのを最後の人生の目標として。
国際中医薬膳師・国際中医専門員A級(国際中医師)・和漢膳プロフェッサーの「さなとびりー」です。
伝統楊式太極拳85式を習い始めて、半年経ちました。
月2回、カルチャーセンターに通っていますが、それだけでは他の先輩達に付いていけないので、自宅でも休日にYouTubeで練習してます。
自宅練習は2セット(2套路)行っており、お蔭で何とか流れも覚えてきて、皆に付いていける様になってきたのです。
太極拳は、動きが想像以上にユックリなので、足を上げて降ろすまでの時間が長く、しかも片足立ちの型の時などは、私一人だけヨロヨロしてました。
ただ練習の成果が少し現れてきたのか、これも「継続は力なり!」。
最近では、バランスが取れてきて、グラつかない様になってきたのです。
そんな矢先、最近は慣れてきたのと、時間的な都合も有り、自宅練習は1セット(1套路)しかしていませんでした。
すると、前回、講座に参加した際に、片足立ちの時にヨロヨロ・・・グラグラ・・・。
しかも、何度も同じことが。
(あれ?なんで?今まで出来てたのに・・)と自分でも訳が分からず不思議。
終了後に先生から
「最近は皆に付いていける様になったでしょ?」
「その位の慣れてきた時期に、みんなグラグラしたりバランス崩したりすることが有るからね。」
「最初の頃は付いて行くのが必死だったから、そう言う気持ちでするんだけど、慣れてきた頃に、あれ?っていう事がある。大丈夫!進歩の過程だから!」
と励まされました。
その後「今日は、いつもと比べて少し元気ないね」
「寝不足?それとも体調が良くない?疲れてる?」とも聞かれました。
聞かれた瞬間、
「えっ?元気ないですか?」と驚きましたが、答えている最中に思い出したのです。
私自身、言われるまで意識してなかったのですが、確かに最近は思い悩む様な件が有り、いつもより考え込む時が増えていました。
それと、日常生活の中で、何となく体の動きが若干鈍いなぁ・・・と少し感じていたのに、無意識に「いつも通り!」と思い込ませ、そんな些細な不調を見ない様にしてたのです。
(やっぱり精神疲労が体に出てるわ・・・・。)
先生、鋭い・・・・。
確かに「変な余裕が出てきていた」ことにも、言われて気付きました。
油断・・・心の隙?・・・。
(あーこれも有る・・)
様々な心の乱れが、身体のバランスなどへも正直に出るんですね。
・・・・痛感。
禅の教えである「心身一如」
太極拳って「心の乱れ」が「呼吸の乱れ」に繋がり、それが動きにも表れてくる。
奥が深いです。
自分では大丈夫と思い込ませようとしていた。
「病は気から」と言います。
これも必要。
だからと言って、何もしない・・・・
のではなくて、ほんの僅かな身体の変化にも気を配り、気付いて早めに対処する事も同時に必要だと思っています。
自分では気を付けていたつもりでしたが・・・・あらら・・・って感じです。
気付いた今からケアをしておこう!
太極拳を始めたことで、別の視点から「心と体」の繋がりを身を持って知ることが出来ました。
私の好きな中医学の考え方の一つ「未病先防」。
体の変化に気付くことで、病気になる前に防ぐ事が可能になる。
改めて肝に銘じました。