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ストレスに負けない!体は薬膳(中医学)・心はマインドフルネスから。。

体や肌を潤す手作りシュウマイ(薬膳効能解説付)

急にシュウマイが食べたくなり、初めて挑戦しました。

 

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一番の目的「シュウマイが食べたい!」

 

そこで、薬膳的にはどうなんだろう?と・・・・・・。

 

食べたかったシュウマイの食材を見ると、私が現在、最も気になっている「乾燥症状」に良いと分かる。

 

 

それなら・・・・もう少し、更に潤い効果を高めよう!と美肌効果に人気の白きくらげをプラス。

 

と、結果的に私が改善を望んでいる「乾燥症状を改善するための薬膳料理」にもなりました。

 

 

心穏やかな日々を増やすのを最後の人生の目標として。

国際中医薬膳師・国際中医専門員A級(国際中医師)・和漢膳プロフェッサーの「さなとびりー」です。

 

 

レシピは、いつも参考にしている「NHKきょうの料理。」

栗原はるみ先生と土井善晴先生の両方を取り入れてます。

 

 

【材料】

豚ひき肉

玉ねぎ

白きくらげ

帆立貝柱の水煮(缶詰)

干し椎茸

生姜

シュウマイの皮

 ・ 

 ・

片栗粉、ペースト状のスープの素(中華風)、ゴマ油、塩、こしょう、酢、しょうゆ、練りがらし

 

 

【薬膳から見た食材の効能】

 

★豚肉微寒性  肺・胃・腎

●肌や体内組織の乾燥症状を改善させる。

    体内の陰液(血・津液)を生じさせて潤いをもたらす

 

気を補い元気な血を生じさせる

 

※特に、今の季節は乾燥が気になる。肺は乾燥や寒さを嫌う蔵と言われてます。

 五臓と季節の関係性では冬は腎と関係が深い為、にも作用する物を摂ると良いです。

   

 

★玉ねぎ温性  肺・胃

気の巡りを良くする

 

血の巡りを良くする

 

※寒くなると、体の動きが鈍くなると同様に体内の気血の巡りも悪くなる。

 気血も巡りが良くなる物もプラスで摂る。

 

体を温める作用も有り、生命エネルギーの気や栄養豊富な血が体中に行き渡るので体内外の動きも良くなる。

 

 

★白きくらげ:平性  肺・脾・大腸・肝

●肌や体内組織の乾燥症状を改善させる。

 体内の陰液(血・津液)を生じさせて潤いをもたらす

 皮膚の乾燥症状改善に優れる

 

●乾燥による咳を止める

   

●胃の気を補い、働きを整える

   

●乾燥状態の腸を潤し、潤い不足による便秘の改善を促す

  

●抗がん作用

   

※家族に内緒で入れました。凄く細かく切ってるので誰も気付かずです。

 

 

★干し椎茸:平性  胃・肝

気を補う

   

●胃の気を補い、働きを整える

   

●抗がん作用

   

●老化予防

   

●精神疲労にも良い

 

 

★帆立(貝柱の缶詰を使用):平性  肝・脾・胃・腎

●肌や体内組織の乾燥症状を改善させる。

 体内の陰液(血・津液)を生じさせて潤いをもたらす

   

腎精(気)を補う

   

●肝の働きを良くする

   

●消化器系の働きを整える

   

●精神を安定させる働きも有り 

   

●体に必要な水分を生みだす

 

腎は生命力の元であり、成長・発育・生殖などを担っている蔵。

  腎精(気)を補う事で、発育不良・精力減退・不妊・老化の改善に働く。

 

 

★生姜温性  肺・脾・胃

●寒くなり、それが原因で風邪を引きやすくなる状態になる。

 その病原体を体内に侵入させない為に、最初の段階で発散させて外へ追い出す働き。

   

●消化器系を温めて、働きを整える作用

(寒さにより体や気血の動きだけでは無く、内臓の働きも鈍くなるから。)

   

●嘔吐を止める作用

   

●肺を温める作用

(肺は寒さに弱い。弱くなると、肺の働きに影響する)

   

●咳を止める作用

   

●解毒作用

 

 

 

 

【作り方】

 

①:帆立貝柱の水煮は汁気をきってほぐす。缶汁は後で使用。 白きくらげを水につけて戻す。

干し椎茸は前日から戻しておく。

 

 

②:戻した椎茸・生姜・戻した白きくらげを細かくみじん切りにする。

 玉ねぎ5ミリ位のあられ切り(この玉ねぎ部分は土井先生のレシピを参考)。

 

 

③:豚ひき肉缶汁・ペースト状のスープの素、ゴマ油、塩コショウを入れて、粘りが出るまで練る。

 

 

④:椎茸・生姜・白きくらげを③に入れて再び練る。

 

 

⑤:玉ねぎの水分を絞り、片栗粉を入れて混ぜる。※この方法は土井先生のレシピ参考

(玉ねぎからの水分を止める為。)

 

(レシピで紹介されてた片栗粉の分量は、玉ねぎ200gに対して、カップ3分の1)

(レシピでは豚ひき肉の分量と玉ねぎは同量でした)

 

これ、結構ポイントだと思いました。

 

 

⑥:④に⑤の玉ねぎを混ぜ合わせるが、この時、玉ねぎの片栗粉がなるべく剥がれない為に、軽く押さえる様に混ぜる。

 

※私は①~⑥までを朝の内に終わらせて、一旦、冷蔵庫で寝かせました。

 

 

⑦:⑥をスプーン1杯ほど載せて、シュウマイの皮で包む。

(包み方はネットでプロの料理人が丁寧に包み方を教えているのを参考にしました)

 

 

⑧:蒸し器にシュウマイがくっつかない様に、下にキャベツを敷いて、強火で10分蒸す。

(食感を変える為、半分は蒸して、残り半分は油で揚げて「揚げシュウマイ」に。)

 

 

しょうゆ・酢に練りからしを添えて出来上がり!

 

 

 

 

上にグリーンピースを載せれば彩り的に綺麗だったんでしょうが・・・。

他での使い道が考えられなかったので、今回は使用せず。

 

でも、改めて写真を見ると、やっぱり有った方が良いですね・・・・。

 

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☆家族全員「揚げシュウマイ」の方が美味しかったとの事。

 私もです(^_-)-☆

 

☆今回は豚ひき肉の量に対して、玉ねぎは豚肉の半分よりも少し多めに程度でした。

 でも、土井先生のレシピの豚肉・玉ねぎを同量位で入れる方が、年齢層が高い私の家族には良かったかな・・と思いました。

 

 

 

◎シュウマイの全体的な効能としては、体の潤いを補う作用の豚肉をメインとして、更に気や血を補う事も併用されている。それを玉ねぎによって体全体に行き渡らせる巡りを良くする物も使われてます。 

 

帆立貝柱の水煮や干し椎茸を使うかは紹介されてるレシピによりますね。

 

 

冷え症の人は、豚肉は微寒食材の為、温める作用の玉ねぎや生姜増やしても良いでしょう。

 

 

「揚げシュウマイ」は二度揚げしました。蒸したシュウマイは少し肉々しさを感じ、これはこれで美味しいのですが、揚げた方が、皮がカリッとして更に美味しかったです。

 

 

 

今回は「食べたい」と思った料理と、私の体が必要としていた物が一致。

 

料理が得意では無い私でも切って混ぜるだけ。

包むのはチョッとした壁でしたが、初めての割には上出来だったと思います!(^^)!

 

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