人に自慢したくなっちゃう黒豆煮。※料理の腕は問いません
料理研究家の土井善晴さんが紹介している「誰でも絶対に失敗しない黒豆煮レシピ」
元々は、お父さんの土井勝さんが「家庭で誰もが作れるレシピ」をと、15年かかって考案されたレシピです。
料理がド素人の私でも、昔から「黒豆煮はむずかしい」と言う噂は知っていました。
「15年」って、生まれたばかりの子が中学を卒業する・・・・
または中学3年生の子が三十路になる・・・
これほどまでに年月をかけてあみ出されたレシピは、いつも安定した美味しさの出来上がり。
生まれて初めて作った時には、料理の腕に左右されるレシピでは無いにもかかわらず、なんだか作れた自分にチョッと感動しました。
だから、お正月以外にも年に数回作っています。
先日、作った黒豆煮。
箸が止まらない~♬
※同じ丹波篠山産の黒豆でも、購入する商品によっては、本当に若干ですが、出来上がりの色の黒さが変わる時は有ります。
今では黒豆の袋の裏に作り方として紹介されていますが、一応、ここにも載せておきます。
1. 黒豆(乾燥の物300g)は洗って水けをきる。
2. 蓋つきの鍋に水10カップを入れ沸騰させる。
3. 煮立ったら火を止めて以下の調味料と黒豆を入れる。
●砂糖(250g)
●しょうゆ(50cc)
●塩(大さじ1/2)
●重層(小さじ1/2)
※さびくぎ(あれば)約10本を洗って布巾に包んで加えると豆の色が黒くなる。
「錆びた釘」なんか売っていませんから、私は、鉄玉子というのをアマゾンで買って入れてます。
このまま一晩置く・・・・
【翌日】
4. 3の鍋を強火にかけ、煮立ったらアクを丁寧に除く。
水を100CC加えて差し水をし、再び煮立ててアクを除く。
これを2~3回繰り返す。
5. 落し蓋と鍋の蓋をして、ごく弱火で約8時間煮る。
豆が煮汁から出ない様に、煮詰まってきたら、適宜お湯を足す。
※私の炊いている鍋は、無水調理も可能なので、煮汁は殆ど減りません。
煮汁の水は9カップに変えて、調味料はレシピ通りです。
後は、8時間もかからず、5時間位でも柔らくなるので、そこで火を止めます。
6. 豆が柔らかくなったら、火を止めて、そのまま冷まして味を含ませる。
7. 食べる分だけを汁気を切って器に盛る。
空気に触れると色がより黒々とする。
※煮汁がかぶる状態で容器にいれ、冷蔵庫で5日ほど保存可能。
★手間がかかる?と言えば、アク取りと差し水のところ位ですかね・・・。
だけど、これをきちんとすることでスッキリした甘さになるそうです。
※事実、甘さ控えめの味です。
私を含め、恐らく料理が苦手な人って、アク取りする時に煮汁も結構な量を一緒に取ってしまいがちなんですよね💦
そこで、かなり前に東急ハンズで購入したアク取りお玉。
これは無器用な人でも殆ど煮汁を減らさずに上手にアク取りが出来る優れものです。
※真ん中が細かい網になってます。
それ以外の注意としては「ごくごく弱火」にする程度で、あとは放置状態なので、作業自体は、本当に簡単です。
黒豆は「ほぼ完全栄養食品」と言われており、アミノ酸スコア100の食材です。
よく耳にする「良質なタンパク質の食品」です。
更年期障害予防や骨粗しょう症予防にもなるイソフラボンは大豆の約2倍。
脳細胞を活性化するレシチンも含まれる。
薬膳的にみても、滞った血の流れを良くするだけではなく、不足した血を補う作用。
それと体内に停滞した余分な水分を外に出し、むくみを改善する働きも持っています。
また、消化器系の脾の働きを整えるので疲労効果にも役立ち、老化に関係する腎にも作用。
アンチエイジングの食材の1つとしても有名ですよね。
ただし、食べ過ぎは逆にお腹が張ってしまうのと、大豆イソフラボンも摂り過ぎは良くないので、ホドホドにです。