やりたい事に迷いが生じた時
「ようやく自分のやりたい事が見つかった!」「もしかしたら、これが自分のやりたい事だったかも!」となれば、人生も明るくなり前向きな気持ちになりますよね。
私も「ようやく・・!」とか「もしかしたら・・!」と、ひらめきの様に頭に浮かんだ時は、自然と気合いも入り、普段ならなりを潜めている行動力も出てきます。
ですが、その目標に向かって続けているうちに難関にぶち当たると「チョッと無理なんじゃないか・・」と諦めムードが漂いはじめ、今度は「本当にやりたい事なんだろうか?」「別の人生を考え直した方がいいのではないか?」と、色んな迷いや逃げが現れて立ち止まってしまいます。
この繰り返しを何度もしました。
で?私のやりたい事は何なんだろう?
頭に浮かぶのは、やはり同じ事。
と、いう事は「やっぱりこれなのか?」それとも「他に浮かばないから、これしか出てこないだけのか?」「これだとしても、この難関が・・どうすればいいのか」
もう、ワケがわかりません(笑)
このまま迷っているだけで何もせず人生終わるのか?
何度かそんな堂々巡りが始まった頃、「これをここで諦めて辞めてしまったとしたら、死ぬ間際に私はやらなかった事を後悔するだろうか?」と頭に浮かびました。
その時「あー、これ絶対に後悔する」と、理屈ではなく純粋に思いました。
「なんで諦めてしまったんだろう」「なんでもっと全力で頑張ろうとしなかったんだろう」と、私は絶対に後悔すると。
仮に目標が達成出来なかったとしても「なぜもっと全力で」という想いが出てこないくらい頑張ったのなら、そこまでの後悔は無い気がします。
これまでは「やりたい事は何だろう?」と自分に問いかけてきましたが、無意識に「やれたらいいな~」というフワッとした願望として捉えていたのかもしれません。
【死ぬまでにやりたいことリスト】を書こうとすれば、スラスラと色んなことが出てきます。
○○に旅行に行きたい、○○へも遊びに行ってみたい、○○を見たい、○○が欲しい、○○を勉強したい・・・
もし、これらが実現できなかったとしても残念には思うでしょうが、そこまで強い後悔にはなりません。
実際には、後悔しない人生を終える方が難しいかもしれません。
あの時こうすれば良かった、もっとこうしてあげれば良かった、他に良い方法が無かったのだろうか?など、後悔の大きさも様々だし、結局はキリが無いかもしれません。
ただ、今の時点で「これを途中で諦めたら絶対に後悔する」と分かっているなら、とことんやってみるしかない、それでダメだったら、そこまで大きな後悔にはならないはずです。
その時の精神状態によっても、受取る言葉の印象や捉え方は変わります。
私の場合「本当にやりたい事なのか?」より「死ぬ前に、これをやらなかった事を強く後悔するだろうか?」と問いかけた方が、自分の気持ちに確信が持てるようだと感じました。
以前よりも確信が持てるようになったせいか、自分では超えられないのでは?と感じていた難関も「いや、これならもう少し踏ん張ればイケる」と考えが変わりました。
今でもチョコチョコ難関は出てきますけど、まだ私は生きてるし、時間もある(恐らく💦)
50代後半になったから「死ぬ間際に・・」なんて言葉が身近になったんでしょうかね。