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チョッと意識してみては?

今週のお題「餅」

「お題」の内容からズレてるんじゃない?と思われるかもしれませんが、「餅の食べ方」と聞いて真っ先に頭に浮かんだのは「喉に詰まらせないようにしなきゃ」という事だったので、ズレているのを承知で書いてみました。 

お正月になると、必ず餅を喉に詰まらせて救急搬送される方や亡くなる方のニュースが流れます。

ほとんどが高齢者ですが、意外なことに1割弱の割合で若い人もいるそうです。

 

誰もが餅を口に入れる直前まで「まさか自分が」餅を喉に詰まらせるなんて考えていないと思います。

習慣として身についた食べ方を、いつも通りに無意識にして食べてたら喉に詰まってしまったとか、あるいは自分では気をつけていたつもりだったけど詰まらせてしまったなど、きっと自分でも予想外の出来事だったはずです。

 

私も若い頃は「餅を喉に詰まらせる」なんて、自分とは関係ない様に思っていましたが、50代後半になった今では他人事とは思えなくなりました。

食べ物を喉に詰まらせた経験はまだ有りませんが、40代半ば頃と比べるとやはり飲み込む力(嚥下力)が衰えたという実感はあります。

これに気づいたキッカケは「ゆで卵」

 

40代半ば頃までは「ゆで卵」は2回に分けて食べていました。フタクチです。

私としては、普通の食べ方だと思っていましたが、友達から「フタクチ?喉に詰まりそうにならない?普通はもっと分けて食べるでしょー」と言われて、半信半疑で職場の何人かの女性にも聞いてみましたが、みんな「4~5回、もしくはそれ以上」との回答でした。

「ゆで卵」半分程度の大きさで喉に詰まりそうになるなんて、逆に「え?そうなの?」と言う感じでした。

 

それが40代半ば過ぎになったあたりから、喉につまりそうとまではいかなくても何となく飲み込みにくさを感じたのか、自然と4~5口に分けて食べる様になっていたのです。

この時に初めて「飲み込む力が衰えてきたんだなぁ」と自覚しました。

 

私は子供の頃から食べるのが早いです。

急いで食べようとしている意識は無いのに、長年の習慣通りに食べてるだけで周りの人達より圧倒的に早く食べ終わります。

どんぶり片手にかきこむ様な食べ方はしていませんが、ひと口が大きいのと、あまり噛んでいない点が早さに繋がっているようです。

※昔、お笑い芸人の人が「カレーは飲み物です」と言ったことに心の底から共感した覚えがあります。

 

衰えを感じたことと健康面から、意識してゆっくり食べる様にしたら現在は少し遅くなったのですが、それでもまだ一般女性の中では早い方だと思います(笑)

正直、この「意識して」ゆっくり食べることは、長年しみついた習慣を変えることなので私にとって最初はチョッと大変でしたけど。

 

この飲み込む力の衰えを感じて、ここ2~3年は餅を食べる際はとくに意識して食べる様にしています。

 

なぜ「とくに」意識してなのか?

飲み込む力が低下したからだけではなく、加齢とともに脳も含めた身体機能の低下で、自分では「これくらいなら大丈夫」だと思っている感覚と、実際の身体機能のズレがあるからです。

 

昔、TVで「年を取ると、なぜつまづく事が多くなるのか?」という事を紹介していました。

通常、この段差ならこれくらい足を上げれば大丈夫と思って足を上げようとする。

自分では、その高さまで足が上がっているという感覚だが、脳を含めた身体機能の低下によって、実際には必要な高さまで足が上がっていないというズレがあり、その結果つまずくと言う様な内容だったと記憶しています。

 

ただでさえ飲み込む力が以前と比べて低下しているところに、自分では「これ位なら大丈夫」と思って口に入れた餅が予想に反して喉に詰まるという事態になる可能性が高いと思ったからです。

日頃から餅を食べる頻度が多い人は大丈夫かもしれませんが、私は正月以外あまり食べません。

 

よっぽど意識して自分を観察していないと、何かの出来事が無い限り飲み込む力の低下具合なんて気がつかないものです。

 

 

おめでたいお正月、私も「まさか自分が・・・」にならない様に、

◎ひと口分をいつもの食事より小さくする。

いつもよりよく噛む。

◎餅を食べる前に飲み物を飲んで潤す。

これらを意識して、後は皆さんのお勧めの「餅の食べ方」を参考に美味しく食べたいと思います。