中高年が若みえするポイントの1つ。
若づくりではなく「若みえ」です。
今まで会った人達を通して「この人、若く見える」と共通して感じるのが姿勢の良さです。
髪型や、服装。
女性なら化粧なども関係してきますが、たとえ同年代で同じ様な服装・髪型をしていたとしても、やはり姿勢の良し悪しで、若々しく見えるかどうかの差が出ると思います。
薬膳講座で一緒に学んだ80歳半ばの女性。
一回り以上は若くみえたので、年齢を知ってビックリしました。
同じ受講生の中で70歳代の方達も数名いらっしゃいましたが、全くひけをとっていないどころか、逆に若くみえるのです。
しかも、服装・髪型・化粧などは普通。
いわゆる「無理に若づくり」している感じは一切受けません。
やはり違いは「姿勢」だと気付きました。
シャン!としているのです。
その薬膳講座の卒業パーティーの時、その方は着物で参加されました。
当時、私は40歳半ば頃。
参加者の多くは40代~60代で、みんなオシャレをして来ていましたが、その方がダントツに1番素敵で、立ち姿が見事でした。
現在、通っている太極拳講座の先輩のおじさん達も、私よりかなり年上ですが、やはり若々しいです。
太極拳を始めて8年位のおじさんも、奥さんから姿勢が良くなったって言われたそうです。
中高年の人達を、意識してよく見てると、やはり姿勢の良い人は若々しさのオーラが出ている様に思えます。
何だか他人事の様に「私は中高年じゃない」ような口ぶりで書いていますが、私はれっきとした中高年です。
私自身、姿勢には意識して凄く気を付けています。
私の場合は「若みえ」のために姿勢を意識するようになったのではなくて、40歳過ぎた頃に、体の歪みからきた右膝の激痛がキッカケなのです。
朝、起きたら突然の激痛でした。
整形外科でレントゲン、CT、MRI、血液検査をしましたが異常なし。
最終的にネットで評判の良い「カイロプラクティック(鍼灸治療もされている)治療院」へ変わりました。
結果、良くなりましたが、その時に先生に言われたこと・・・
「長年の歪みからが原因の可能性が高い。」
「今まで膝に対して何かサインが有ったと思うよ。」
(数年前から年に1~2度、立ち上がる際に痛みが走ったのを思い出しました)
「膝がギリギリ状態で何とか持ちこたえていたけど、何かのキッカケで痛みが強く出たんじゃないかな・・・。例えば圧迫とか・・・」
(前日、何となく右膝が重だるいな~と感じて3時間程、膝サポーターをした事を思い出しました)
40歳過ぎの年齢からすれば、姿勢を正していくのは、これが本当に最後のチャンスだよ!と言われました。
子供の頃から母に「姿勢が悪い!」と、よく注意されてましたが「姿勢が悪い事が何か問題でも?」という感じで気にしていませんでした。
だけど、かなり痛い目に遭って「もしかして、このまま治らないのでは・・・」という不安も抱えていたことで、本気で変えることにしたのです。
職場でのデスクワークの際の座り方。
まずは背筋を伸ばすことを意識しましたが、最初の頃は腹筋が痛くなりました。
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それでも意識して続けていくと、当たり前の様になってきます。
それと、足を組まないこと。
以前は、座ったと同時に無意識に足を組んでいました。
これも、意識して組むのを止めたら、逆に足を組もうとすると違和感を感じる位に変化しました。
立つ、歩くも同様です。
やはり慣れていないので、確かに最初の頃は疲れます。
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でも、いつしか当たり前の様になると、良く無い状態に気付く事も出来てきます。
姿勢の良し悪しは、健康にも影響すると言われてます。
例えば姿勢が悪いと内臓に負担がかかる。
特に胃腸機能の障害や、肺機能の疾患などに繋がるケースも有るなど。
また、気持ちが沈みがちだと、自然と姿勢が前かがみになりやすい。
リラックスするために、深呼吸をする時も、前かがみだと息を深く吸いにくいけど、背筋を伸ばすと吸いやすいですね。
健康だという事は、食べたものが栄養として体を巡る。
それによって、肌も潤う、髪にも栄養がいく、手足の末端まで力が入るから歩き方もきキビキビする。
深く呼吸が出来ると、リラックス効果にも一役買い、自然と表情も明るく穏やかになる・・・。
これらのことも「若みえ」にプラスされていると思えます。
たかが姿勢、されど姿勢。
今は、目立った症状は見られないかもしれませんが、積み重なった歪みは、大なり小なりいずれ何かの形で現れるかもしれません。
姿勢を正していくのは、一朝一夕には改善されません。
本当は若い時から気を付けておくのが理想です。
でも、私は40歳過ぎで「最後のチャンス」と言われましたが、太極拳のおじさんは60歳過ぎからです。
と、いうことは・・・何歳からでも「若みえ」は可能ってことです!