お題「私が中医学(薬膳)にハマる10の理由」
はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由」
自分の体調不良から始めた中医学(薬膳)。初めてから10年以上経ちました。
元々、私が求めていたのは「日々、健康に過ごせて、いかに気持ちが穏やかにいられるか」です。
特に健康面においては、中医学(薬膳)を学んだことで、私の求めていた事や知りたかった事が、いくつも理解出来たんです。
自分の要求に応えてもらえることや、同調出来る点が多いと、はやりハマっていくんですよね・・・・。
具体的な理由10個です。
1.「健康ではないけど病気では無い」
経験上、明らかに不調が有るのに病院で検査しても異常なし。
症状に対する緩和の薬は出してくれる。でも根本から何とかしないと、結局はずーっと飲み続けなきゃいけない・・・・。そんな悶々とした気持ちが有りました。
でも、薬膳(中医学)は「明らかに不調が有る。でも検査しても異常なし」そんな体調不良に対することが得意分野の範疇と知り「これだ!私が知りたかったのは!」とハマり始めたキッカケになったんです。
2.「未病先防」を重視。
病気になる前に防ぐと言うことです。
40歳過ぎてから体調不良が目立ち始める。この時点で「何もしなければ悪くなる事は有っても、良くなる事はない」と思いました。
大きな病気にならない様に、今のうちから体質改善をしておこうと考えていた矢先に
「未病先防」を中医学は重視していると知って、自分の求めていた考え方と合致した点も大きかったです。
3.「薬膳料理は生薬使わなくても良い。」
以前は生薬(漢方的な物)が入っているのを薬膳料理と呼ぶんだと思っていました。
もちろん目的に合った生薬を使えば、更に効果は上がるけど、合わなければ本来求めている効果は得られないか、もしくは逆に悪くなってしまいます。
普段食べている食材にも、作用は穏やかだが生薬と同じ効能が有り、目的に合った食材で組み立てれば立派な薬膳料理になるということ。
しかも、必ず食事はするんだから、どうせ食べるなら良い方向で身体に作用するものを選んで食べれば改善出来ると思いました。
4.「美味しく食べるのも薬膳料理の目的」
薬膳料理は美味しくない、何だか薬っぽい味がする・・そんなイメージを持っていました。
でも、本当は「薬膳は美味しくなければいけない」という考え方だったんです。
マズイと思いながら日々の食事をするのって拷問の様ですよね。それだけでストレス倍増。
そもそも中医学では古代からストレスが病気になる原因だと謳ってます。
美味しいと感じ、そこから生まれる「嬉しい」「楽しい」「幸せ」という感情が身体へも良い影響を与える事に繋がる。
美味しく食べられるなら良いじゃん!って、薬膳へのハードルが下がり、私でも続けて行けると思えました。
5.「一つの臓腑の不調が必ず他へも影響及ぶ」
一見「当たり前」のことです。
ただ「当たり前」だと言いつつも漠然とした捉え方しか分かっていませんでした。
中医学では「五行の関係性」から、どの臓腑が不調になると、どこの臓腑へ影響しやすいのか?などを説明しています。
例えば「ストレスから食欲不振になる。食べられなくなる。食べたら気持ち悪い・・・」など。
これも「五行の関係性」から見れば当然のことと言えるんです。
そういった漠然とした捉え方が中医学という「ものさし」で測ると紐解ける部分が有る。
予測が出来ると、前もって対処もしやすい・・・・
中々、興味深く説得力も有り、私的には面白いと思えた点です。
6.「精神状態が身体に影響を与える」
中医学では何千年も前から言われており「当たり前」のことです。
現代社会では、ここ数十年で、ようやくストレスが身体へも影響するという事が認められて、会社でもストレスチェックや鬱で休職するなどの対応が取られてます。
それ以前は、ストレスで会社を休めば「怠けてる」「甘えてる」と言われた時代でした。
大昔より現代社会の方が、科学や医学など様々な物が進歩してますが、この点では中医学がかなり時代の先を行っていたんだなぁと単純に凄いと思ってしまいました。
ストレスが多い私にとってはポイント高しです。
7.「自覚症状を重視する考え方」
私の経験談です。
「熱っぽい」と言う自覚症状が有る。でも体温計で測ると平熱。
だから解熱剤で対処はしないので、一般的には冷やしてみるとか、我慢する感じでしょうか・・・。
でも、中医学では本人の自覚症状を重視するので「熱っぽい」と感じているなら原因は有るということだと考えます。
実際に原因が分かり対応出来ました。
「ようやく、私の訴えてた事を分かってくれた!」
何だか、良き理解者が現れた様な気分です。
8.「薬膳は養生を目的としている」
薬膳は食事の面から養生をすることを得意としている。
中医学では数千年前から養生するには?や正気(抵抗力)を上げるにはどうするのか?を紹介してます。
方法の一部の例を挙げるとすると。
●精神の安定(ストレスを溜めずに、いかに穏やかに過ごすか)
●食生活
●身体の鍛錬(適度な運動)
●怠け過ぎない(寝てばかりいると、かえって体がしんどい・・)
など。
聞けば、やはり「当たり前」のことですけど、これらも大まかに理解しているだけでした。
学んでみて、なぜ、それらが身体に与える影響として関係するのかも、中医学からみた身体のしくみを元に考えれば納得できる範囲です。
しかも私の場合、納得できることは「やってみよう!」と言う行動力に繋がりやすいのです。
9.「歴史が長く、奥が深い」
幾つか薬膳・中医学の資格は取ったけど、これで全ての知識は得たことにはならないです。
学べる事は、まだまだ沢山あり、死ぬまで学び終えることなんて到底出来ない位のものです。
簡単に終わってしまえば、それで終了。
また別の興味が有る物を探そうとしますが、そんな容易く見つかりません。
だからこそ、永遠に学び続けることが出来て、知れば知るほど面白くなってくる中医学(薬膳)。
老後の趣味が見つかりました!
以前、ブログで書きましたが「西洋医学VS東洋医学(中医学)」では無いという事。
つまり、不調や病気によっては西洋医学で対処、もしくは中医学で対応、または西洋+中医の両方を取り入れる。
それぞれの得意分野が有ります。
今までは西洋医学のみでしたが、中医学を知ったお蔭で不調に対する対応幅が広がり、より健康な状態を維持できると思ったからです。
以上、10個挙げましたが、まだ幾つも興味を持った点は有ります。
学んで新たなことを知ると面白く、更に学んだことが色々と繋がってくる。
そんな繰り返し有るからこそ、これからもハマり続けて行くんだろうと感じてます。