日々ストレス思考浸り~こころ穏やかな日々へ💕

ストレスに負けない!体は薬膳(中医学)・心はマインドフルネスから。。

しまっておいた自分の弱さが、思わぬところに出てくる。

自分の弱さって、思いがけないところで現れてるんですね・・・

 

自分の弱さに向きあい、しんどい思いをした後、しばらくして「あっ、これもそういうことか・・」と、ふと浮かびました。

 



これ」と言うのは、太極拳の練習で膝が痛くなったことです。

ブログにも書きましたが、この当時の感情や想いは、上っ面をなぞっただけで、痛くなった本当の理由は、私の中の弱さから繋がっていることだと、最近になって気づきました。

 

sana-billy.hatenablog.com

 

 

ベテランの人達ばかりの教室に、まったくの初心者の私が一人。

早く皆に追いつきたくて、基礎が分かっていないのに無理して間違ったやり方で、自宅で練習していたから膝を痛めてしまったと、この時は思っていました。

 

たしかに「追いつきたい」気持ちはあります。

ですが「追いつきたい」気持ちの奥には、私の弱さが隠れていました。

 

それは、自分は出来ない人間だと思われるのが怖い。

この怖さを感じているのを自分で認めたくない。

もちろん人にも知られたくない。

自分で見ないようにしてたわけですから、奥にしまいこんでます。

 

「自分は初心者だから知らなくて当たり前、出来なくても当たり前なんだ」と頭では分かっているけれど、それよりも「人から出来ると思われたい」気持ちの方が無意識に上回ってる。

 

だから、中身が伴っていないのに自分を良く見せようというのが先立ち、表面上の形ばかりにこだわり、いかにも「出来るようになってる感」を周りに認めてもらいたくて練習してんだと思いました。

 

どこかで出来ない自分を認めたくないし、出来ないと思われるのも怖いから、実際に自分の能力がどれ位なのか?もかえりみず、能力以上のことを限界がわからないまま無理してやろうとする。

まったく自分の本質をみていません。ただただ良く見せたいだけです。

 

この開きが大きいまま走り続けていれば、どこかで悲鳴をあげるように、私の膝も悲鳴をあげたのです。

 

太極拳の足の使い方や体の動き、姿勢など、基礎的なことがわかっていないのに、数年~十数年のベテランの人達の現在の姿だけをみて、自分も同じレベルの様に見せようとしていたなんて、とても浅はかだし、傲慢だったと思いました。

 

実は、これに気づく前まで、太極拳の講座に通っていてチョッとした違和感がありました。

音楽を流しながら練習をするのですが、毎回、流れ始めるとドキドキするんです。

最初は、慣れないから緊張しているのかと思っていましたが、1年以上経ってもドキドキのままです。

これも「間違えない様に」とか「グラつかない様に」「今日は大丈夫かな」「ちゃんと出来るかな」という「出来ないと思われたくない不安」を常に気にしていたからでした。

 

それと、体に妙な力みが入っている感じがしていて、それが中々取れませんでした。

自分では、もっと力を抜いてって思いながらやっても、なんか少し変な力が入っている。呼吸が止まってた時もあります。

これも同じです。

 

自分の弱さからだと認められてからは、自分の現状そのままを素直に、ただ体の使い方の注意点だけを自分の中で守る様にして、今では「出来る」とか「出来ない」とかは関係なくなりました。

すると、始まる前のドキドキが無くなり、体の力みも殆ど感じません。

呼吸もスムーズになってきてるのが自分でもわかります。

 

まさに、心と体は一体ということですよね。

 

先生から「膝の調子はどう?」と聞かれたので、このことを少し話しました。

すると「よく、気づいたね。実は、太極拳は自己認知にも優れているんだよ」と、仰いました。

 

初めて先生と会った時に、私の性質をズバリ言い当てられ「なんで分かるんですか!!!」と驚きましたが、やっぱり見抜かれていたんだ・・・と、おそれいりました(笑)

 

健康やストレス解消に良いことは、習う前から話に聞いていましたけど、想像以上に太極拳の奥深さを知ることにもなったのでした。