知りませんでした・・・56年間、生きてきて。
イライラすることが多い時に良いとされている食材の1つ、ピーマン。
現代栄養学では、自律神経調節の働きを持つテルペン類が含まれていることが分かっていますが、実は薬膳(中医学)の世界でも昔からイライラに良いと言われていた食材です。
今回は、ピーマンを大量に頂いたので、どうやって消費しようかとネットで調理法を検索していて「丸ごと」食べられることを知ったのです。
「え?種やワタもってこと?美味しいの?それとも勿体ないから無理やり?」
そこで種やワタのことを更に調べてみました。
すると・・・
ピーマンの種は栄養豊富で「栄養のかたまり」と呼ばれるほどだそうです。
その種には血流促進、脳にリラックスして精神を安定させる働きのピラジン。
余分な塩分を排出する働きがあるカリウムも豊富に含まれるので、むくみにも良い。
今まで当たり前のように捨ててましたが・・・💦
注意:ピーマンは生でも食べられますが、種やワタを食べるなら加熱処理して下さいとの事です。
ピーマンを丸ごと使った調理として「煮びたし」が沢山紹介されていました。
●ピーマン:10個
※なるべく新しい物が良い。古いと種が黒ずんでくるからとの事。
●めんつゆ(2倍濃縮):50cc
●水:150cc(あくまでも好みの薄め方でOKです)
●かつお節:適当
1.ピーマンのヘタの先だけハサミで切る。
おしりの方に竹串で穴を開ける(忘れずに!)
2.温めたフライパンにサラダ油を大さじ1をひいて、中火でピーマンの薄皮がはじけるくらい少し焦げ目が付く程度、時々ひっくり返しながら炒める。
※よく炒めることで甘味が引き出される。
3.弱火にして、めんつゆと水を入れ、フタをして5~6分煮る。途中2回位ひっくり返す。
4.火を止めて、汁ごと器に入れる。温かくても冷めても、どちらでも良い。食べる直前にかつお節をかける。
私は、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷ましました。
食べ始めは、正直「う~~ん、やっぱり種は無きゃ無い方がいいかな・・・」と思ったのですが、食べ進むにつれて「いやいや、煮びたしは丸ごとの方がイイ!」と変わりました。
ピーマンに竹串を刺しましたが、これは弾けるのを避けるためのもの。
ですが、この竹串の穴からピーマンの中にだし汁が入り込んでいるので、口に入れるとジュワ~っとだし汁が溢れるのです!
この時点で、種やワタの存在は気にならなくなってました。
しかも、よく焼いたのでピーマンの苦みも少ない。
頂いたピーマンなので少し小さ目だったのですが、箸が止まらなくなり8個食べてしまいました。
さすがに10個は気がひけたので、残り2個は翌日に持ち越し。
ピーマンを消費するにはチンジャオロースしか浮かびませんでしたが、歳をとるにつれてアッサリした物を好むようになった私には、このレシピはピッタリです。
私にとってピーマンは苦手でも無く、大好物でもない中くらいの存在。
でも、この煮びたしにしたピーマンはランクが上がります。
「ピーマンの煮びたしは丸ごとに限る!!」
そして、丸ごと食べるには「煮びたし」が1番!です。(笑)
これが、私が作った「丸ごとピーマンの煮びたし」