ストレス減ったせい?それとも年のせい?
「これの、どこが面白いんだろう・・?全然、わかんない。」と全く興味なかったのが、今では「なんで私は、ここまでハマって観てるんだろう・・・?」
テレビ番組の話です。
それは「水戸黄門」
初代:東野英治郎さんが演じているシリーズが気に入ってます。
しかも、観られない時は録画までしてるし・・・💦(かといって、永久保存版とまではいかないから観たら消します)
子供の頃、祖母が好きな番組のひとつだったので、私も何度か一緒に観たことがあります。
「いつも同じでワンパターンだから、つまらない。これ、おもしろい?」って祖母に聞くと「そう、いつも同じだよ。これがイイんだよ!」と、「これが」に力をこめながら答えてました。
続いて、
祖母「まあ、わかんないだろうね~。フッ、フッ、フッ・・・」
私「えーっ!?じゃあ、年とったらわかるの?」
祖母「まあ、わかるわ・・・そのうち。フフッ」
いや、絶対わかんないと思う・・・と、祖母の言葉を信じていませんでした。
それが、ここ最近。
55歳で「これがイイんだよ!!」の「これが」わかりました。
祖母が言っていた「これが」と、私の「これが」は、既に亡くなっているので全く同じかどうかは、確認できません。
でも、私の「これが」は何かと言うと、
世の中、こんなことが本当にまかり通るのか?と思える程の理不尽で不当な扱いを受けている町や村の人々。
なかば人生諦めていた人達が、最後は、誰も言い返せないエライ立場の黄門様の鶴のひと声で、きれーーーに問題が解決する!
しかも、散々、迷惑なことをしてきた責任者たちを罰したり、時には容赦なく切り捨ててる!
※確か、2代目以降の他の黄門様は、助さんや格さんに「切ってはなりません!!」と殺すことを止めてたシーンを観たことがあります。
私は「今まで、自分の気にいる、気に入らないで沢山の数の人を簡単に切り殺してきた悪人なんだから、全然、切っちゃっていいじゃん!」って思って観てました。
初代:東野英治郎さん演じる黄門様は、スパッと切り捨てても何も言いません。
毎回、ワンパターンの展開ですが、観終わったあとは、スッキリした爽快感と「よかった、よかった、うん、うん。」と、一人でうなずきながら満足してます。
この感じ・・ホント、おばあさんみたい・・・。
年とったな・・・・私・・(笑)
と、いう事は「水戸黄門」にハマるのは年のせい?
それもある。
でも、それだけじゃない。
黄門様は「越後のちりめん問屋、みつえもん」と偽名を使っているので、正体を知らない人達から「ジジイ」呼ばわりされ、暴言を吐かれることもしょっちゅうです。
お供の人達が、失礼だ!と怒っても、当の本人は、穏やかに「はい、はい。」と対応されていらっしゃる。
さすが、育ちも良く、人生経験豊富な黄門様は器が大きいなーと感心するのですが、たまに「えっ!?こんなことで?」と、ムキになって怒る時もあります。
そんなところが、かえって人間味があり、より器の大きさを感じてしまいます。
また、演じている東野英治郎さんが上手いので、それを見ながら「アハハハ・・」と笑っている自分に気付く。
今までなら、申し訳ないけど「こんな程度では、わざとらしくて、ぜんぜん笑えない」と、冷めた目でみてました。
しかも、もともと私は「ウケやすいタイプ」では無いんです。
怒りの感情以外は乏しくて、かなり冷めた印象に見られることが多かったです。
マインドフルネスを続けたことで、今まで無意識に抑え込まれていた他の感情が、素直に表に出てくる機会が増えてきました。
嬉しい!楽しい!面白い!が増えれば、もちろん怒りのようなストレス感情は、相対的にも減ります。
ストレス減って、自分にゆとりが出たことで「今まで、くだらない!」と思っていたことが、余裕をもって楽しめてるんじゃないかと思います。
今回の結論。
ストレス減ったせいでもあり、年のせいでもあった。
「水戸黄門」
テレビ愛知で月~金 夕方4時。
なんと第1シリーズの初回から再放送してくれてますから、かなり画像は古いです。
1969年スタートの時代劇ドラマなので、現在のドラマに比べれば、少々オーバーな演技が目立ちますが、この「わざとらしさ」がイイんです!
因みに、現在は第3シリーズ放送中。
お決まりのパターンなんだけど、毎回「これが」味わえるんですよ!
当分は、やめられないですね~~~~(笑)