今週のお題「わたしの部屋」
私の部屋の中で、1番の癒しと元気を貰えるスペース。
それが、亡き愛犬(ビーグル)の写真を飾ってある本棚の一角です。
部屋のどこからでも見える場所で、しかもカメラ目線なので、いつも目が合います。
亡くなって10年経ちます。
今では、楽しかった思い出を家族で笑って話せるようになりましたが、亡くなった時は、私自身、立ち直れないくらいにショックが大きかったです。
食事も喉を通らず、何もやる気がおこらない。
気が抜けた状態で、身体も重かったです。
自分でも絶対にペットロスになると思いました。
よく、ペットには依存し過ぎないようにと言います。
これが、結構、難しいんですよね・・・。
結局、ペットロスにはならなかったのですが、それは、この一冊の本に助けられたからです。
アメリカのアニマルコミュニケーターの方が書いたもので「動物と話が出来る?」らしいです・・・。
私には、その様な能力は無いので、実際のところ、どうなのかは分かりません。
でも、この時は本に書いてあることを信じました。
(信じようとした・・または、信じたかったんでしょうね)
内容は、亡くなった動物や、生きている動物との会話です。
意外とクールな受け答えをしていたり、チョッと笑える様なことを言っていたり、慰められるような想いを告げられたりと・・・・なかなか興味深いものでした。
泣きながら読みましたが、読み終わった後は、何だか救われた気がして、気持ちが落ちつきました。
もちろん、亡くなった悲しみは有りますが「何もする気がしない・・」という感情は消え、前向きに生きていこうと言う気持ちに変化していました。
愛犬は15歳で天寿を全うしました。
一緒にいる時は、もちろん大切に思っているし、いて当たり前の感じで暮らしていました。
だけど、いなくなって「想像以上に大きな存在だった」と、改めて気付かされます。
人間よりも寿命が短いのは、当然わかっているし、いずれは別れがくるのも承知のはずなのに、どこかで「このまま、ずっと一緒にいられる・・」と思っているんですよね。
だから、一緒にいるときに「もっと、こうしてあげれば良かった」とか、亡くなる前に「もっと他の治療もしてあげれば良かった」とか、色んな後悔の念が浮かびます。
だけど、この本を読むと、動物は飼い主が思っているほど、そんなこと1ミリも気にしていないし、文句だって言ってません。
最後まで、一緒に暮らせたし、楽しい思い出も沢山あります。
淋しい気持ちは消えませんが、写真の顔を見るだけでも気持ちがホッコリするし、癒されます。
病気になりながらでも、一生懸命に頑張っていた姿を思い出すと「私も頑張ろう!」と言う気にもなります。
現在は両親も高齢なので、ペットはいません。
でも、もし「きちんと、責任もって最後まで飼える」と確信出来た時には、新しい子を迎えることも有るかな・・・って、思います。